RingoのPoS採掘は「アドレス単位」ではなく「取引単位」(実質的にブロック単位)で計算されています。オプションからコインコントロールを表示するようにして、送金画面から確認すると、入金のたびに同じウォレットでも、別ブロックとして記帳されているのが分かります。
せっかく3つのブロックがあり、どれもいずれPoSの対象になるはずなのに、まとめたことでweightがリセットされてしまいました。
また、それにより、時間経過での10000Rinを対象としたPoSはヒットしやすくなった反面、一度ヒットしてしまうと6時間は報酬の対象から外されてしまいます。
つまり、損をしてしまっている可能性が高いということになります。
言葉で説明しても難しいので、分かりやすくするために簡易グラフを用意しました。
細かい計算は端折っています。
ネットワークのweightが常に一定であると考え、アドレスAからDは上記条件、10000Rinがおよそ24時間ごとに1回PoS採掘できると考えた場合のPoSの期待を示した図です。
PoS採掘による手持ちの増加は単純さ優先のため考慮しないとする(手持ちは一定)。最初の6時間は対象外なのですべてゼロ。すべて同じタイミングで処理をした場合です。
この図の場合、おおよそアドレスDの横線が伸びる位置
より上が「毎日PoSが来る」ボーダーであると考えます。そこより上の場合は、24時間に1回以上のPoS採掘が見込めます。
アドレスABC合算と、D、Eはすべて同じRin数(10000Rin)と考慮し、アドレスEは5000Rinを2つのトランザクション(取引)に分割して受け取っていると仮定しています。
精密かつ時間単位での計算ではないのでズレはありますが、目安程度にはなるはずです。
グラフから見て分かる通り、細かい取引を合算した線(水色)は、振れ幅は大きいものの、まとまって数回PoSが発生する機会がありそうです。ただし、タイミングによってはまったく来ない日が続くことも示唆しています。(このグラフでの水色線は、あくまで合算した期待を示しているだけ)
まとめて1トランザクションとした緑のD線は、一応毎日近くPoSが来る(実際は24時間+6時間なので30時間ごと)。
資産を半分ずつに分けて5000×2としたEは、まとめて持っているより期待は下がりますが、しかし片方が成功しても片方が残るため、総合的な期待値は少し高め。(気持ち程度)
ちゃんとしたグラフなら緑と茶色はちょっと上下するのですが、概要ということでそこは勘弁してください。
これらのデータは「同じタイミングで処理した」ことを前提で作っていますが、実際にはそんなことは有り得ないし、ネットワークweightは変動しますから、あくまで参考程度です。
ですが、分割して持っていることの意味は、なんとなく掴めて頂けたと思います。
ただし、
あまりにも細かく分割させ過ぎた場合は、weightの上がりが遅くなることも考慮しなくてはなりません。
Wiki管理者@0時の計算によると、ネットワークweightが5億以下なら5000〜10000Rin程度に分割して所持しておくのが最も効率的ではないかという結論に至っています。